リストマーク はじめに
 囲碁や将棋よりも競技人口で上まりながら、今ひとつ社会的認知度が低い麻雀。それは全国的にもルールがバラバラで、特に近年、いわゆるインフレ度の高いルールの出現によるギャンブルイメージの増大によるところが大きいと思われます。
 また、麻雀荘に10卓あれば、10種類のルールがあると言われるほど多種多様になった原因のひとつには、仲間うちで声の大きい者、権力の強い者が主張する感情論的なルールがまかり通ってきたという歴史もあるのです。
 麻雀は4人で行う競技であり、それゆえにまず協調性の精神、フェアプレーの精神なしに競技に参加する資格はありません。ルールについても、協調性及びフェアプレーの精神を大前提として制定していくことが本道と思われます。
 これまでのルールは、しばしば市井の賭け麻雀を前提とした取り決めがありますが、本ルールではそれらを排除し、あくまで競技として成立しうるスタンダードな形式を抽出しています。
 本ルールで麻雀を統一しようということではありません。各論については、オプションルールとしていろいろと選択できるような余地も残してありますが、大筋において、このルールをスタンダードなものとして利用、準拠していただければ幸いです。
 本ルールをベースにして、いくつかの趣向を楽しむ場合のチェックリストを用意しています。【 】内の左側が本ルール、右側がオプションとなっています。取り決めの一助として御利用ください。チェックリストはこちらからどうぞ。
競技規定(抜粋) 尚、詳細についてはこちらからどうぞ。
1. 常に一翻しばり(喰タン、先付けあり)。
2. 一発・裏ドラ・カンドラなし。
3. 喰い替えあり。
4. 途中流局なし。
5. 王牌は14枚残し。
6. 5カン目はできない。
7. リーチ者はいかなる場合でもカンできない。(発声した場合アガリ放棄)
8. フリテンリーチ、リーチ後の見逃しあり。
9. ダブロンなし(頭ハネ)。
10. 積み場はない。
11. 30符6翻、60符5翻は、切り上げ満貫としない。
12. ノーテン料は場に3,000、形式テンパイあり。
13. 親はアガリ・テンパイで連荘(オーラス親がノーテンならゲーム終了)。
14. アガリ止め」はない。
15. 発声(リーチ、ポン、チー、カン、ロン、ツモ)無き行為は原則として無効。
16. 役満のパオは大三元・大四喜の2種類のみ。
17. 誤・空行為はすべてアガリ放棄。
18. チョンボ(ゲームの続行が不可能な場合をいう)は、トータルポイントから△ 20Pとし、同じ局をやり直す。
(誤ロン・ツモは、倒牌する前ならばアガリ放棄)
19. 国士無双での特例は認めない(暗カンチャンカン、フリテンロン)。
20. 人和はない。
21. 流し満貫なし。
22. 順位点は、1位+12P、2位+4P、3位△4P、4位△12P。
23. 同点の場合は順位点を分ける。
24. 最終局(南4局、時間打ち切り局)は持ち点の申告をする。

<対局マナー>
1.服装
◇ 肌を極端に露出した格好、破れたり汚れた服は避ける。
◇ 対局の際、帽子やマフラーなどはとる。(女性の帽子は許可を受ける)
◇ 指輪などは、尖ったものは避ける。
2.開始前の手順
◇ 4人揃ったら、座位決め(場決め)をする。サイコロは2度振り。
◇ イスの高さの調節、必要な小物の用意はしておく。サイドテーブルに置くものは、できるだけ少なくする。
◇ 点棒を確認して、箱ごと下家に渡す。(2人の目で確認できる)対局中は、 点棒箱は開けたままにしておく。(テンリーダーなどは別)
◇ 起家決めをする。サイコロは二度振り。
◇ スコアカードに番号と姓名を書く。(起家から順番に)
◇ 開始の合図とともに、「よろしくお願いします」のあいさつを交わす。
3.終了後の手順
◇ 点棒を卓上に出し、確認する。(テンリーダーの場合、記入した後卓上へ)
◇ 手のすいた人から、得失点を+8.0、△25.2のように記入する。
◇ トップ者は、合計が±0になることを確認する。確認したら、他の3人に分かるように合図する。
◇ 各自、点棒を配給原点に戻す。
◇ トップ者は、順位点を加えて、合計点を出す。
◇ トップ者は、スコアカードを集計センターに提出する。
※ トップ者の仕事を他の人が行っても良いが、責任はトップ者にある。
4.プレー上の注意
◇ 時間打ち切りの有無にかかわらず、プレーが遅滞しないよう心がける。
◇ サイコロは、皆が井桁(いげた)に組んでから振る。
◇ 井桁に組んだ壁牌(牌ヤマ)には、切り込みを入れてはいけない。
◇ 親は、全員の配牌完了とドラ表示を確認してから、第1打牌をする。
◇ 先ヅモは言語道断。反則行為なので気をつけること。
◇ 摸打は利き腕のみで行うこと。
◇ 掌中に牌を握ったまま、摸打してはいけない。
◇ 河(捨て牌)は6枚下段切り。直す時は、間違いや粗相の無いようにする。
◇ リーチ者は、はっきりと分かるように、ツモ切りすること。ツモった牌を手牌に
くっつけると、誤解され所定のペナルティー受ける対象となることがある。
◇ リーチや裸タンキであっても、手牌を伏せてはいけない。
5.アガリと点棒授受に関する注意
◇ アガったら、理牌した手牌を速やかに開けること。
開けるのが遅いのはいけない。
テンパイ形と得点が良く分かるよう明示する。(完全理牌なら間違いがない)
清一色などの多面待ちや国士無双は、特に配慮すること。
◇ ツモアガリのときは、ツモ牌を右わきに明示すること。河と推定される場所に置くと、アガリが認められず、所定のペナルティーを受けることがある。
☆ 手牌つけたりして、ツモ牌が何か不明瞭になったとき
⇒ピンフの1翻や、ペンチャン・カンチャン・タンキの2符は認められない。
◇ アガリとその得点が4人に了承されるまでは、壁牌や河を崩してはいけない。
◇ アガった人以外の手順は次の通り。
1) アガリが正しいかどうか確認する。
@正しいアガリ形になっているか。
A役があるか。
Bロンアガリの場合、フリテンではないか。
Cツモアガリの場合、正規のツモ牌か。
2) アガリの得点が申告どおりか確認する。申告間違いに気づい場合は、正々堂々と訂正する。
3) 確認したら、「はい」と返事をするか、自分の手牌を伏せる。
点棒を払う人は「はい」と返事をすることが望ましい。
それ以外の人は、手牌を伏せるだけにする。
4) 点棒を支払う。それ以外の人は洗牌を始める。
5) 洗牌した後、次の親がセットボタンを押す。
◇ 流局した場合(アガリがあった局に準ずる)
1) テンパイ者は、次の順に速やかに手牌を公開する。
@ リーチ者 A 東家 B 南家 C 西家 C 北家
遅いと認められない場合がある。(特にオーラスの親)
※ ノーテンの人は手牌を開けてはいけない。(紛らわしく、誤解のもと)